「実は、現在主流の窯業系サイディングは、背面からの透水に弱いとされています。素材の性質上、下部から毛細管現象により水を吸い上げてしまう傾向があります。
適切なタイミングで防水処理が施されているか、割れやひび割れがないか、そして継ぎ目のシーリングが不良を引き起こしていないかを確認することが重要です。
確認作業を行った上で、皮膜が剥がれている場合は塗装によって新たな皮膜を形成する必要があります。
また、割れやひび割れがある場合も、適切に修復を行う必要があります。
木造住宅は本来水分や湿度に弱いため、放置することで内部で思わぬカビや腐食が進行する可能性があります。
特に、現在の都心の住宅は広くない敷地に建てられることが多く、そのため軒の出が極端に少ない住宅が増えています。その結果、外壁が直接雨ざらしになるケースが多いです。
ただし、ご自宅にしっかりと屋根や庇(ひさし)があり、窓や壁が雨風に直接さらされないような場合は、このことはあまり関係ありません。
以上のことを考慮して、適切なケアや保守を行うことが、建物の耐久性と美観を保つために重要です。」
そもそも今の外壁主流のサイディング、 窯業系サイディングは日本産業規格(JIS A 5422 2019)に規定されています。
(※JIS 規格日本産業企画は 1949 年以来、長らく日本工業規格と呼ばれてきまし たが、法改正に伴い 2019 年 7 月 1 日より改称されました。)
セメント質原料、繊維質原料、および混和材からなる混合原料を成型、養生硬化し、防火性能に優れ、強くてしなやかな板状の外壁材です。
サイディングが世の中に大きく浸透して広まっていったのは 40 代~60 代の方 ならはご存じかと思います今から 30 年前、あの大ヒットした新興産業(2003 年倒産)の CM「パッとさいでりあ~♪」あのあたりから世に大きく広まりました。
https://youtu.be/q0OniiHgysI
種類
1.厚さ・・・・14mm から 26mm まで、 さまざまなものがあります。
2.長さ・・・・3,030mm、1,820mm が主流となっています。
3.幅・・・・・450mm、910mm、1,000mm が主流となっています。
4.表面塗装・・アクリル系からシリコン系、フッ素系、無機系塗料などを工 場で塗装したもの、及び現場で塗装するための無塗装のものがあります。
用途 主に建築物の外壁材 新築戸建て住宅の外壁として75%以上に使用されており、最近では店舗・倉庫 庫・オフィスなどの中層非住宅にも多く使用されています。
防水性 窯業系サイディングそのものの防水機能と、通気構法による防水機能(通気構 法による空間と防水紙等による)により、屋内側への雨水の浸入を二重に防ぎます。
防水施工法と関連商品 サイディングを使用した外壁からの雨水の浸入は、サイディング本体と透湿防 水シート(以下防水紙という)の両方の防水機能によって防止する方法を基本 としています。
サイディングは合じゃくり部に樹脂製防水材を施し、板間の接合部では施工時 に湿式または乾式のシーリング材等を使用して防水の処置をしております。
しかし、最近の住宅では軒の出が少ないため、サイディングの表面に多量の雨 水がかかる条件下では、施工精度、風圧、その他の条件により合じゃくり部、 シーリング部、開口部まわり、配管まわり等からの一時的な多少の雨水の浸入は避けられません。
したがって、防水紙、防水テープを正しく施工することが重要になります。
防水関連材料の JTC 規格について 住宅外装において、外装材どうし、もしくはサッシ等の他部材との接合部より 外装材の裏面にまで雨水が入り込むことがあります。
これを「室内への雨水の浸入」としないためには、工法として通気構法とすることが重要ですが、同時に、防水紙などの防水関連材料そのものの性能もまた 重要です。
美観以外の機能的な意味での根幹部分は全て防水に繋がります。
なぜここまで防水を徹底したいかと言えば、水は木材や鉄筋など家造りに使われるもの全てを劣化させてしまう恐ろしい物だからです。
日本は雨が降ります。
雪も降ります。
梅雨の湿気も高いです。
1年の内半分以上の日に雨が降る北陸地方のような場所もありますし、最も降らなかったとしても1年で80日は雨が降るのが日本の気候です。
時間が経つにつれて艶がなくなる。
まず始めに劣化の現象が見えるのは艶です。
艶有り、艶無し塗料とありますが、艶有りを選んだとしても、数年で艶がなくなります。これが最初の劣化の兆候です。
艶がなくなると、壁自体の防水効果が低くなります。
チョーキング白亜化現象
防水効果が消え、壁に湿気を帯びる事が多くなる。
艶がなくなってきて、壁や屋根に塗ってある塗料の防水効果が少しずつなくなってきます。
チョーキング、白亜化といわれる現象が起こり始めます。
水をはじく力を失ってきた外壁に少しずつ水がたまったり、湿気を帯びたりするようになってきます。湿気を帯びた壁が乾くなどすることで壁自体にゆがむなどの動きが出てきます。
ゆがみが大きくなり、小さいヒビ等が発生
壁の動きが回数を重ねたり、大きくなったりすることで、壁に小さなヒビ(ヘアークラック)などが発生します。サイディングであればコーキングに小さな亀裂などが入ります。
弾力性のある塗料であれば、ヘアークラックは起きにくいということではあるのですが、塗料自体が劣化してきているので、遅かれ早かれクラックや亀裂は発生します。
もし塗ったばかりでクラックが出来てしまった場合は、塗装自体が良くなかったという可能性もありますし、この家の動きが大きかったという事も考えられます。
モルタル壁の場合は多少なりのクラックが短期間で入ってしまうことは覚悟して老いた方が良いかと思います。
そしてこの小さいヒビから水が浸入していきます。
小さければまだ浸入する水は少量で済みます。
しかし、実はクラックがなくても塗膜が薄くなったところから水は入り込んでしまいます。コンクリートの壁が濡れて色が変わっているのはどなたも見たことがあるかと思いますが、コンクリートに限らず外壁には水を吸い込む力が合って、それがどんどん中に水を吸い込んでしまうのです。
それを防いでいてくれたのが塗料の表面の塗膜なのです。
塗膜が薄いところ、もしくは小さいクラックであれば、まだ浸入する水は少ないですが、そのままでもほっとくとクラックはどんどん大きくなります。
クラック、コーキングの亀裂が大きくなる
ヒビ等を補修せずに放置しておくと、どんどんヒビが大きくなります。
虫歯と同じで、放っておいて治るという事はありません。
放っておけばおくほど、どんどん酷くなるのです。
シーリングの劣化
ここまでの流れが前回塗装したときよりも塗料にもよりますが10年~15年で起こります。
新築であれば、塗料にもよりますが7~10年ほどで起こるとお考えください。
この時にすぐに外壁塗装を行っておけば、被害は最小限で済みます。
2階建て一般的な家屋なら、良い塗料を選んだとしても60~90万円ほどで済ませる事が可能です。
内部の防水材、防水シートにまで水が到達
大きくなったクラック、コーキングなどを補修しない場合は、外壁や屋根の内部にまで水が浸入し、中の防水シートにまで達してしまいます。
もちろんこの段階までに行かなくても水は防水シートに浸入していますが(結露や、微細な隙間から水が入る)、その勢いがさらに強くなります。
防水材、防水シートに関しては、水を防ぐ為にある物なので、水を寄せ付けないようにはなっています。
この段階で放っておいたとしても、すぐには影響は出ないものと思われます。
基本的には防水シート上で水は止まるようになっています。
ただ、もちろん防水シートにも隙間はあります。
その隙間からさらに内部に水が浸入する可能性は大いにあります。
水が浸入して内部から劣化
防水シートもいつまでも防水してくれるわけではありません。
必ず年月を重ねる度に劣化していきます。
防水シートの内側は木や、コンクリートです。
これらがどんどん劣化していきます。
外壁の大きなキズから水が入った場合は、様々な所から水が浸入してきますので、防水シートだけでは水にあらがうことが出来ません。
結露、湿気が発生し、防水シートの内側に木部がどんどん劣化していきます。
10年以上の長い年月をかけて、少しずつの水や汚れなどで内側はどんどん劣化していると考えましょう。
この段階まで来ると、外壁の防水能力はほとんどなくなっています。
木や鉄が何も濡れない環境であれば数十年持つのですが、雨水や微生物、化学反応などの影響で寿命はどんどん短くなってしまうのです。
家の土台や基礎部分まで劣化
それでもまだ何もしないと、今度は家の土台部分や、基礎の部分にも劣化の影響が出てきてしまいます。
もちろん、雨水や湿気などがなくても劣化はするものなのですが、大きく上回るスピードで劣化していくのです。
また腐った木部は白アリの被害にも繋がっていきます。
ここまで来ると、ちょっとした地震、台風などの影響で、家は崩れてしまうかもしれません。
また目に見えない壁の裏側で進行する劣化はカビなどが繁殖します。
放っておくことで危なくて住むことが出来ないレベルにまで到達してしまうのです。
長年放置され内部進行で腐った木部。
開口で崩れ落ちてきた木材と壁紙の中で増殖したカビ。
断熱材補修工事(60~200万円)
外壁が全く機能しなくなり、防水シートの内側の断熱材にまで到達した場合、その補修費用は、外壁塗装工事と別途で発生します。既存の劣化してしまった部分の解体工事も含めて60~200万円はかかります。
基礎補修工事(50万円~)
断熱材にとどまらず、家の基礎の部分にまで補修が必要となってきた場合は、上記の断熱材補修工事費用などとは別でさらに費用が発生します。規模にもよりますが、価格は50万円~ぐらいは見ておいたほうがよいでしょう。
シロアリ駆除工事(10~50万円)
家が劣化してしまい、湿気などがこもっていたり、好ましくない状態を放置したりすると、家はシロアリの標的となる可能性があります。シロアリ駆除にももちろん軽度や重度がありますが、安くて10万円以下、高いと数十万円以上します。
シロアリの駆除だけでこれだけの費用が発生してしまいますが、すでに食われてしまった部分の補修費用も別途発生します。
解体工事(150万円~)
家が住むことが出来ない状況にまでなってしまっていた場合、解体工事が必要となってきます。
解体工事は木造であれば150万円以上、鉄骨であれば300万円以上する場合もあります。
もちろん、解体してしまった後は住めなくなるので、新しい住居に関するお金も必要となってきます。
新築工事(1500万円~)
解体するのと違って新築工事は非常に高額です。
家の材質や、装飾などを削れば安くすることも可能でしょう。
工事中、その間は住むことが出来ないので、仮住まいのお金が必要です。
外壁塗装は10年を目安に。
外壁以外の補修が必要となったり、家が住むことが出来なくなったりすると、非常に高額なお金がかかります。
きちんと外壁の補修工事を行っておけばする基本的に必要のない工事です。
家は人間のようにSOSを自ら出すことが出来ませんが、なんらかの形で信号は出ていることが多いです。
住んでいる人が知識をつけて、補修するべきタイミングで補修を行い、最悪の状況を防ぐ事で家の寿命を延ばしてあげましょう。
塗料のグレードはありますが、基本的には10年ごとに一度は考える必要があります。
今の高性能塗料は10年~20年近い高耐性の塗料もありますが家には様々な附帯する部分があります。
窓やサッシ周りなど定期的に目を配っていれば簡単な補修程度で対応することが出来るでしょう。
そうすることで家にかける全体の費用は安く済ませることが出来ます。
東京都小平市 I・R様
2023年6月5日
お客様からのコメント
「ここが良い」
ホームページが非常に良い。
会社概要、施工内容が良く分かります。お客様の声からの沢山の評価コメントが決め手になりました。
米村取締役からの自信に満ちたお言葉「お任せください」が大好きです。
作業された皆様のマナーが良く、ご近所の方々からも好感を持たれています。
築60年を越した家が若返りました。母親が大喜び、家族全員も若返りました。
「もっとこうしたら良くなるのに」
……?
嬉しい感想をありがとうございます!
評価していただいたホームページは現場から持ち帰った写真等をコツコツと社員・事務スタッフの手で更新しています。
私共の「自信」ある言動は、マナーをお褒めいただいた現場の職人スタッフや弊社内勤スタッフの存在があっての事です。
アンケートでこのような評価を目の当たりにするとスタッフみんなの日々の勤めが報われます。
関係者一同で思いを共有し純粋に喜ばせていただきます。
長い工事期間、温かく見守っていただき感謝いたします。
素敵なご縁をありがとうございました!
お客様からのコメント
「ここが良い」
ご近所さんへの対応がすばらしい。ご近所さんが、工事の方の挨拶がとても好感が持てたと言っていました。
「もっとこうしたら良くなるのに」
とくになし
K 様 お忙しい中、アンケートへのご回答、コメントをありがとうございます。
工事を行うお客様宅への配慮は言うまでも無いことですが、工事に無関係なご近所の方々への配慮は私共の大切な業務のひとつです。
工事が終わった後も続くご近所様とのお付き合いに支障が生じないよう最善を尽くす事しか出来ないのですが、好感を持っていただけたのは幸いでした。
同じ区画のご近所様からご紹介いただいた今回のK様で3件の外壁工事となりました。
みなさまから続くあたたかいご縁に心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
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